ホルムズ海峡の事実上の封鎖のあと、サウジ横断パイプラインで原油輸送。洋上積み替えとの分析も
- ホルムズ海峡が事実上封鎖されたあと、迂回先として注目された紅海側のバブ・エル・マンデブ海峡も、フーシ派の攻撃の脅威で不安定になった。報道の時点では、海峡の南の港を使うルートや、サウジアラビアを横断する約1200kmのパイプラインで原油を運ぶルートが使われている。
- 日本エネルギー経済研究所の小山堅氏は、サウジとUAEの代替パイプラインを通じた輸出の増加が、石油市場の安定に大きな意味を持ったと指摘した。8月の中東からの輸入量は、影響が出始めた4月の約2倍まで戻った。
- 東京大学大学院の渡邉英徳教授は船舶の位置情報の分析から、ホルムズ海峡を通る船はむしろ増えているとみる。10月中旬にオマーン湾で日本企業のタンカーが確認され、位置情報を切って海峡を越えてきたシャトル船から海上で原油を積み替えたと分析している。
- 一方、9月上旬にはサウジ国内のパイプラインが攻撃を受けて止まった(報道の時点では復旧)。ニューヨーク原油先物は10月16日、約1か月ぶりに1バレル100ドルを超えた。