国家石油備蓄基地の一覧と地図
国の石油備蓄(国家備蓄)を貯める国家石油備蓄基地は、北海道から鹿児島まで全国に10か所あります。場所・貯め方・貯蔵能力を、地図と表でまとめました。
全国10か所の地図と一覧
| 基地 | 所在地 | 貯め方 | 貯蔵能力 | 全面完成 |
|---|---|---|---|---|
| 1苫小牧東部国家石油備蓄基地(外部サイト・別タブで開きます) | 北海道苫小牧市・厚真町 | 地上タンク | 約640万kL | 1990年11月 |
| 2むつ小川原国家石油備蓄基地(外部サイト・別タブで開きます) | 青森県六ヶ所村 | 地上タンク | 約570万kL | 1985年9月 |
| 3久慈国家石油備蓄基地(外部サイト・別タブで開きます) | 岩手県久慈市 | 水封式地下岩盤タンク | 約175万kL | 1993年9月 |
| 4秋田国家石油備蓄基地(外部サイト・別タブで開きます) | 秋田県男鹿市 | 地中タンク・地上タンク | 約450万kL | 1995年6月 |
| 5福井国家石油備蓄基地(外部サイト・別タブで開きます) | 福井県福井市・坂井市 | 地上タンク | 約340万kL | 1986年7月 |
| 6菊間国家石油備蓄基地(外部サイト・別タブで開きます) | 愛媛県今治市 | 水封式地下岩盤タンク | 約150万kL | 1994年3月 |
| 7白島国家石油備蓄基地(外部サイト・別タブで開きます) | 福岡県北九州市(白島の海域) | 洋上タンク | 約560万kL約70万kL×8隻 | 1996年8月 |
| 8上五島国家石油備蓄基地(外部サイト・別タブで開きます) | 長崎県新上五島町(海域) | 洋上タンク | 約440万kL約88万kL×5隻 | 1988年9月 |
| 9串木野国家石油備蓄基地(外部サイト・別タブで開きます) | 鹿児島県いちき串木野市 | 水封式地下岩盤タンク | 約175万kL | 1994年5月 |
| 10志布志国家石油備蓄基地(外部サイト・別タブで開きます) | 鹿児島県東串良町・肝付町の地先 | 地上タンク | 約500万kL | 1993年12月 |
10か所の貯蔵能力を足すと約4,000万kLです(JOGMECの各基地の値の合計)。国家備蓄の量は、2026年8月末時点で原油2,890万kL・石油製品142万kL(石油備蓄法の基準で103日分)です。
基地は、国家石油備蓄会社が建設し、2004年2月に国の直轄の事業になりました。今はJOGMEC(エネルギー・金属鉱物資源機構)がまとめて管理し、実際の操業は、JOGMECから委託を受けた民間の会社が行っています。
出典:エネルギー・金属鉱物資源機構(JOGMEC)「国家石油備蓄基地」(各基地のページ)(外部サイト・別タブで開きます)(2026年10月確認)、資源エネルギー庁「石油備蓄の現況」(令和8年10月)(外部サイト・別タブで開きます)(2026年8月末時点)
4つの貯め方
地上タンク方式
建設の費用が低く、技術が一般的で、操業の実績が多い方式です。
基地: 苫小牧東部・むつ小川原・秋田・福井・志布志
地中タンク方式
油が漏れて広がるおそれが低く、地震に強いとされる方式です。
基地: 秋田
水封式地下岩盤タンク方式
必要な土地が少なく、地震や落雷などの自然災害に強いとされる方式です。
基地: 久慈・菊間・串木野
洋上タンク方式
海の空間を使うので土地が少なくて済み、油が漏れて広がるおそれが低いとされる方式です。
基地: 白島・上五島
秋田は、地中タンクと地上タンクの両方を持っています(JOGMECの秋田の基地のページ)。
出典:エネルギー・金属鉱物資源機構(JOGMEC)「国家石油備蓄基地」(方式と特色)(外部サイト・別タブで開きます)(2026年10月確認)、エネルギー・金属鉱物資源機構(JOGMEC)「国家石油備蓄基地」(各基地のページ)(外部サイト・別タブで開きます)(2026年10月確認)
基地の外にも置いている国家備蓄
国家備蓄の原油は、10か所の国家石油備蓄基地のほか、国が借り上げた民間の石油タンク(製油所など)にも置かれています。
2026年3月には、約850万kLの国家備蓄原油の放出を決め、3月26日から順次、苫小牧東部・菊間・白島・上五島・志布志の5か所の基地と、北海道石油共同備蓄や鹿島石油など民間の会社の施設から放出するとしました。4月に決めた第2弾(約580万kL。5月1日から順次)では、放出する基地に秋田も加わりました。放出の経過は「石油備蓄の放出の歴史」のページにまとめています。
出典:資源エネルギー庁「令和7年度から令和11年度までの石油・LPガス備蓄目標(案)について」(外部サイト・別タブで開きます)(2025年6月)、経済産業省「国家備蓄原油の放出を行います」(外部サイト・別タブで開きます)(2026年3月24日)、経済産業省「第2弾の国家備蓄原油の放出を行います」(外部サイト・別タブで開きます)(2026年4月24日)
国家石油備蓄基地の疑問と回答
Q1国家石油備蓄基地はいくつありますか?
全国に10か所あります(北から苫小牧東部・むつ小川原・久慈・秋田・福井・菊間・白島・上五島・串木野・志布志)。基地はJOGMEC(エネルギー・金属鉱物資源機構)がまとめて管理し、実際の操業は、JOGMECから委託を受けた民間の会社が行っています。
Q2いちばん大きい国家石油備蓄基地はどこですか?
JOGMECが示す貯蔵能力では、北海道の苫小牧東部国家石油備蓄基地(約640万kL)がいちばん大きく、むつ小川原(約570万kL)、白島(約560万kL)が続きます。
Q3国家備蓄は、国家石油備蓄基地だけに置かれているのですか?
いいえ。2026年3月に決まった国家備蓄原油の放出では、10か所の国家石油備蓄基地のうち5か所に加えて、北海道石油共同備蓄や鹿島石油など、民間の会社の施設からも放出するとされました。国は民間の石油タンクも借りて、国家備蓄を置いています。
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