日本周辺のタンカー
AIS(船舶自動識別装置)データをもとに、日本周辺海域を航行するタンカーの観測隻数・日本向けの内訳・位置を可視化。数値はサンプル時間中に AIS 静的データを送信したタンカー数で、リアルタイムの全数ではありません。
AIS 航行データを元に、近海航行のタンカーが分かりやすく可視化できます。日本向けが 33 隻ぐらいだと、VLCC 換算で約 990 万kL、約 35 日分の原油消費量に相当します。
周辺海域のタンカーの隻数(船アイコン)
🚢×10=10隻・🚢=1隻 // 日本向け・周辺海域航行船一覧
観測されたタンカーは合計35隻。うち日本向け33隻、その他・通過2隻。
日本向け33隻:約990万kL(VLCC 換算。日本の原油消費量約35日分。)
補足: AIS の destination は船員の手入力のため、実際の入港数や正確な国別積み付け先とは差が出る場合があります。
原油はどの道を通ってくるのか
日本へ運ばれる原油の経路は 1 本ではありません。ホルムズ海峡を抜けるペルシャ湾ルートと、サウジアラビアを陸上パイプラインで横断して紅海側から出るヤンブー・ルートの 2 系統があり、インド洋で合流してマラッカ海峡を経て日本へ向かいます。
※ 補足(2026年10月16日時点の報道による):ヤンブー・ルートの東西パイプラインは2026年9月10日に複数回の無人機攻撃を受け、予防措置として運転を止めましたが、9月22日に運転の再開が報じられました。サウジアラビアのエネルギー相は、10月6日朝の時点の送油量が日量580万バレルに達したと述べています。ホルムズ海峡は、2026年3月2日にイランが封鎖を発表して以降、通航に支障が出ています。9月末から商船への攻撃が増えています。10月13日には、海峡を通っていたシンガポール船籍のコンテナ船が炎上し、沈没しました。原因は報道によって異なります。地図が示すのは運航状況ではなく、経路としてこういう道が用意されているという事実です。経緯と出典は石油のものさし「まもる」の解説にあります。
ペルシャ湾ルートが通れなくなったときに日本の石油と備蓄がどうなるか、迂回路でどれだけ補えるかはホルムズ海峡が使えなくなったらにまとめています。
日本向けタンカーの主な目的地
日本向けタンカーの destination(申告目的地)から特定できた港の内訳。
- KAWASAKI5隻
- YOKOHAMA1隻
- KASHIMA1隻
- CHIBA1隻
上記のほか 25 隻は destination から港名を特定できませんでした。
タンカーのデータの取得情報
2026年10月28日 15:29 JST
約 12 分
24-46N / 122-146E
aisstream.io(外部サイト・別タブで開きます) (BETA)
タンカーのデータの限界
- destination は船員の手入力です。「日本港を次の目的地として申告した船」を数えており、実際の入港数とは異なる場合があります。
- 対象は AIS の船種コード 80-89(Tanker)のみ。LNG専用船・小型船は計上されない場合があります。
- サンプル時間中に静的データ(destination を含む情報)を送信しなかった船は計上されません。AIS の静的データは約6分ごとに送信されます。
- 積載量・バレル数の推計は表示していません(DWT→バレル換算は誤差が大きく、誤解を招くため)。
実際の月次原油輸入量は財務省貿易統計(外部サイト・別タブで開きます)(HS 2709.00 原油)をご参照ください。
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